大山(奥秩父) 予期せぬ昼下がりの大展望
西側の眺め 甲武信ヶ岳から三宝山を経て,尾根道(長野・埼玉県境)を北側に下ると,眺めの素晴らしい地点に出た.十文字峠の手前にある大山というピークであった.周りから目立たないし,名前もあまりに平凡ということで,これまで全く意に介したことがなかったが,標高2225mは,全国あまたある「大山」のなかで,最高峰ではなかろうか. ここからは,南の三宝山を背にして,南西~北~南東に眺望が展開する.この日は曇りがちで到着したのも午後2時過ぎではあったが,まずまずの遠望が利いていた. 西側には,眼下に川上村のレタス畑,正面に八ヶ岳連峰が一望できる.根石岳と東西の天狗岳のピークがきちんと分かれて見えていて,良い角度から見る八ヶ岳であると思う.八ヶ岳の左側に,御嶽山や木曽駒ヶ岳,右側には野口五郎岳から後立山連峰がうっすらと見えていた.南西方向には甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が見える. 北側には,手前の西上州の低山から,遠く志賀高原,谷川連峰,尾瀬に至るまで4重5重の重層的な山並みが広がり,すばらしい.高山ならではの眺めである.浅間山の後ろに四阿山が隠れているが,車坂峠のくぼみに,四阿山の隣りの根子岳が頭を見せている(下図). 東側には,秩父・奥武蔵の低山とともに,両神山が間近に観察できる.筑波山は霞の中であった(最下図).北東には,日光白根山,南東には雲取山も見える. 全方位山座同定パノラマ写真(2022年6月撮影)は こちら からダウンロードできます. 北側の眺め 東側の眺め